感動の連続！「ホジュン〜宮廷医官への道〜」

こんにちは、皆さん！　ドラマ「ホジュン〜宮廷医官への道〜」は、名医ホ･ジュンの波乱に満ちた人生を描いた感動的なドラマです。身分格差や困難に立ち向かいながらも、人間愛、優しさ、精神の強さを持ち合わせた主人公が、命の尊さを伝える姿に心打たれます。

物語の中で描かれるホ･ジュンの人徳・仁愛、医師としての使命感、医療への情熱には深い感銘が与えられ、その波乱万丈な人生は、まさにドラマチックなサクセスストーリーとして視聴者の心を捉えます。

本記事では、この感動的なヒューマンドラマのキャラクターや物語の魅力を振り返り、ホジュンの人間味あふれる生き方を探してみたいと思います。

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」予備情報

「許浚～宮廷医官への道～」は、李恩成（イ・ウンソン）著「許浚」を原作とし、1999年から2000年にかけて韓国MBCで放映された全64話のテレビドラマです。
伝説の名医ホ・ジュンの波乱に満ちた生涯を描いた歴史ヒューマンドラマで、イ・ビョンフン監督の最高傑作と評価され、韓国では60％以上の高視聴率を記録しました。
日本では「ホジュン〜宮廷医官への道〜」というタイトルで2007年に放映されました。

【スタッフ】

監督：イ・ビョンフン（チャングムの誓い・トンイ・イサン）
脚本：チェ・ワンギュ（オールイン・商道）
原作：イ・ウンソン

【キャスト】

ホジュン役：チョン・グァンリョル
主人公。武官の地方長官の庶子の生まれ。学識はあるが母親が賤民のため蔑まれている。医術の師ユ・ウィテと出会い人生は一変、貧しい人のため医術の道を志す。
出演映画・ドラマ：朱蒙・オクニョ・風と雲と雨　他

イ・ダヒ役：ホン・チュンミン
反逆者として逃亡中の両班の娘。父親を亡くしホジュンが弔いを助けたことでお互い惹かれ合う。一途に彼を慕い身分を捨てて結婚し夫を支え続ける。
◆出演映画・ドラマ：君に出会ってから・犬とオオカミの時間　他

イェジン役：ファン・スジョン
ユ医院で医術を学ぶ女子。ホジュンを慕っている。やがて、漢陽に上京し医女となるが内医院でホジュンとの仲が噂になったため、宮中を出て難病患者の世話に余生を捧げる。
◆出演映画・ドラマ：母よ姉よ・四姉妹物語　他

ユ・ウィテ役：イ・スンジェ
慶尚道山陰の医師。ホジュンの師匠となり、医術と医師としての心を教える。胃がんの病で死期を悟ると解剖により医術に寄与し人々を救うよう遺言を残す。
◆出演映画・ドラマ：商道・イサン・善徳女王　他

ユ・ドジ役：キム・ビョンセ
ウィテの息子で医師。ホジュンに敵対心を抱くライバル。ホジュンより先に科挙に受かり内医院で順調に出世するも驕りで左遷され、ホジュンと官位や立場が逆転する。
◆出演映画・ドラマ：イヴの花園・オールイン・王と私　他

イム・オグン役：イム・ヒョンシク
ユ医院で働くウィテの一番弟子。科挙を受けるが落第。後、内医院の薬房で働く。内医女の女子に一目惚れ、紆余曲折を経て山陰のユ医院で貧民の救済に寄与する。
◆出演映画・ドラマ：オールイン・チャングムの誓い　他

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「ホジュン〜宮廷医官への道〜」ざっくりあらすじ

医院では仲間のいじめや辛い下働きの日々が続きますが、宮廷医官を目指すドジや医女イェジンとの出会いに触発され苦難を乗り越えてゆきます。そしてまたダヒと再会し妻に迎え、一層医術の道に打ち込むのでした。

人々を救済するため努力を惜しまぬホジュン、弱者に対する優しさを失うことなくたゆまぬ精進が実り、ついに科挙に合格し宮廷医官への道を切り開いたのでした。

しかし、宮廷内ではまた新たな困難が待っていたのです。ホ･ジュンはどのようにして医官としての最高位正一品まで昇りつめていくのでしょうか・・？

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」見どころ・感じどころ

朝鮮時代に実在した名医ホ･ジュン。史実を踏まえながらも彼の人生が、想像とキャスティングによるドラマチックな物語に仕上げられ、観る者の胸を震わせます。
本作の８年前に放送された「東医宝鑑－ホジュン真実の生涯」、また本作の14年後にリメイクされた「ホジュン～伝説の心医～」もチェックしてみましょう。

◆苦難を乗り越えてのサクセスストーリー

今でも人気を保ち続けているホジュンの物語。その魅力は、数々の困難を乗り越え、高い志と信念を持ち続け、ついには宮廷医官として最高位まで昇りつめるという、誰でもが大好きなサクセスストーリーの要素を持っているからですね。
毎回ハラハラさせられる波瀾万丈のストーリーの連続。身分制度、嫉妬、誤解、陰謀と様々な艱難辛苦をいかにして乗り越えていくのか目が離せません。

見どころの一つは、貧富の差別なく、どのような患者にも心を込めて施術する主人公の姿でしょう。名声や富を求めず、仏様のような憐れみの心で病人へ接する心医の姿にも心打たれます。

そして強い意思と志を持ち、庶子という運命に屈することなく信じた道を突き進むホジュン、その姿には誰もが惹きつけられるでしょう。

◆「東医宝鑑－ホジュン 真実の生涯」　　　

1991年11月04日〜1991年12月17日にかけて韓国MBCで放送された全14話の物語です。
ホジュン役はソ・インソク、妻ダヒ役はイ・ウンギョンが演じました。

ホジュンは朝鮮時代の実在の人物です。庶子で身分は低かったのですが優秀な人材で、後に医学書「東医宝鑑」を著し東洋医学に貢献した伝説の名医として知られています。

ドラマではホジュンの師匠はユ・ウィテであり、科拳にトップの成績で合格、内医院に入り最高位まで上り詰めます。しかし、1608年に宣祖の逝去により、御医のホジュンは責任をとり流刑となりますが、次代の光海君によって呼び戻され、復位し「東医宝鑑」を完成するに至ります。

史実では、ホジュンが科挙を受けた記録は無く、ホジュン30歳の頃、高官の推薦で内医院に入っています。また、ホジュンの師ユ・ウィテは架空の人物で、実際には御医であるヤン・イェスに師事していたようです。

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◆「ホジュン～伝説の心医～」　　　　　　　

2013年「ホジュン～宮廷医官への道」のリメイク版。原作には登場しなかったエピソードや人物が加えられ、全135話と、よりドラマチックな長編ドラマに仕上がっています。
ホジュン役はキム・ジュヒョク、妻ダヒ役はパク・ウンビン、その他名優が勢揃いで物語を盛り上げます。

前作もリメイク版もそれぞれに面白く、主人公の人間味溢れる演技は最高です。が、自分の嗜好では、最初に鑑賞した「宮廷医官への道」に手を挙げたいです。

大きな理由は、全体的な重みでしょうか。どちらの作品も、前作の方が人物や所作に自然な美しさが感じられますが、リメイク版は、現代的な美男美女の登場、年配者の設定なのに若すぎるキャラクター、コメディっぽいシーン、などでいささか軽め・・若い人向けには受けそうです。

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「ホジュン〜宮廷医官への道〜」から読む人生哲学・心の糧

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」は、多くの人々の心を打つ感動の物語です。この物語を通じて私たちは、人生の意味や生き方について考えさせられます。
一つには、主人公が辿る困難な道のりや出会いという縁、また一つには、現代にも通ずる格差社会での振る舞いについて、共感する部分が感じられます。

ホジュンは弱者を救う心医ユ・ウィテニ出会い、人生の目標を見つけ医術の道を志します。多くの困難や挫折に直面しながらも、決して諦めず、自らの信念を貫き通し精進する彼の姿に、私たちは心を動かされ感動するのです。その姿勢こそが私たちの人生にとっての手本と言えるものです。

出会いや友情といった縁は、人生を左右すると共に気づきや成長のきっかけとなります。時には助けられ、時には支えることで、人は徳・仁・愛といった人格や人間味が加わってゆきます。このような人間関係を通じて、私たちは自らを振り返り、人生の価値や生命について考えを深めることができるでしょう。

物語が描く格差社会の厳しさや不条理さは、現代にも通じる部分があります。現代の社会でも、たてまえは平等でありながら、実際には教育や出身、社会的地位の格差、貧富の格差は未だ存在し、それが人々の人生を左右している現実があります。

社会には常に格差が存在し、その中で生きる人々は様々な困難に直面します。しかし、ホジュンのように持ち前の才能や努力で自らの道を切り拓いていく姿は、私たちに勇気や希望を与えてくれます。

名作ドラマ「ホジュン〜宮廷医官への道〜」からは、人生の喜びや辛さ、出会いの素晴らしさを改めて感じさせられます。私たちは、ホジュンのように困難に負けず、優しさ思いやりの心をもって誠実に生きることの大切さを学ばせてもらいましょう。

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」まとめ

はい、朝鮮時代に実在した医師ホジュンの波乱万丈な人生と人間愛にあふれた生き様を見ることができました。史実に基づきながら想像力あふれるストーリーで描き出された大河ドラマの名作と言えますね。

こうした歴史ドラマでは、キャラクターを変えて、同時代の同人物を扱った別のドラマが作られることがよくあります。また当該ドラマと被さる前後の時代を表した物語も多くあります。これらの演出や描かれ方を併せ観ると、歴史の流れよく分かり、より深く楽しく鑑賞できます。

もちろん、歴史ドラマの半分は想像と創作、歪曲もありますから一概には正しい歴史の勉強とはなりませんが、時代の大筋は捉えることができるのではないでしょうか。
事実は小説より奇なりとも言います。歴史にもドラマで再現されるようなビックリがあったかもしれませんね。